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レース犬のエサに小動物 動物虐待も

【メルボルン17日AAP】   ドッグレースに参加する犬たちの闘志を高めるために、一部のトレーナーが犬に対して、ウサギなどの小動物を生きたままエサとして与えている事実が先頃明るみになった件で、オーストラリアのドッグレース業界に波紋が起きている。動物虐待につながるとして、業界内でも今後の監視強化を求める声が上がっている。

国内のドッグレースの大本である「グレイハウンズ・オーストラリア」のパーカーCEOは、一部の人物が行っている違法行為により3万人の関係者の努力が台無しになったと述べた。

RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)によると、NSWやVIC、QLDの州に在住するトレーナー70人が生きた小動物を犬に与えているという。

VIC州グレイハウンド・レーシング協会は、監視カメラの使用や当局の職員によるチェックを増やす必要があるとする一方で、同協会自体にもより強度な管理機能を与えて欲しいを訴えた。

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