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バリナインの弁護士 恩赦却下は不公平

【パース19日AAP】  インドネシアのバリ島で、麻薬の不法所持で逮捕され死刑判決を受けているオーストラリア人、ミュラン・サクマランとアンドリュー・チャンの両容疑者の弁護士は19日、恩赦却下の理由が示されていないのが、不服申し立ての理由と説明した。

申し立てが認められれば、他の法的手段を探る時間稼ぎが出来ると見られている。トダン・ムリヤ・ルビス弁護士は、「大統領が恩赦却下の理由を述べないのはフェアではない」として、ジャカルタ行政裁判所に申し立てを提出したことを明らかにした。一方で、「可能な法的手段は使い果たした」と述べた。

聴聞会は24日に開かれ、申し立てが聞き入れられれば恩赦却下は取り消されるものの、再度の恩赦要求にも、大統領は理由を述べたうえで却下する可能性もある。同弁護士は、「最高裁判所までいくかもしれない」「すべては裁判所次第だ」と述べた。

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