【キャンベラ23日AAP】 オーストラリア気象局は23日、上院公聴会の中で、今年7月から日本の衛星から送られる画像を使ってサイクロンの監視を行うと発表した。
気象局の発表によると、7月から導入される衛星システムでは、気象局は日本の衛星が撮影したサイクロンの画像を10分ごとに受け取る。画質も現在のものより4倍クリアだという。現在、気象局は1時間ごとに画像を受け取っている。
衛星画像を受け取る頻度が高くなる一方で、警報発令は現状通り1時間ごととしている。気象局は、正式な警報以外の被害状況の伝達手段としてツイッターを主に使用している。
先頃、QLD州を襲った巨大サイクロン・マルシアでは、イエップーンやロックハンプトンなどで1500以上の家屋が被害に遭い、現在も停電が続いている地域もある。これまでのところ、幸い死者の報告はされていない。