【ブリスベン２４日ＡＡＰ】　　　先週、ＱＬＤ州を襲った巨大サイクロン・マルシアの被害総額は５０００万ドル以上に上ると保険機関が発表した。

オーストラリア保険委員会（ＩＣＡ）が２５日に発表したところによると、サイクロン・マルシアの被害に関してこれまでに８９５０件の保険申請があった。被害額は５３４０万ドルに上るとみられている。

サイクロンで停電被害に見舞われたのは６万９５００世帯。各電力会社は復旧に全力を挙げているものの、一部では来週までかかる地域もあるとみられている。

また少なくとも１０００家屋が全壊・損壊などの被害。３８５家屋が住むには危険な状態だという。ＱＬＤ州中央部全体にわたり道路などのインフラが影響を受け、家畜や作物を失った農家も多くあるという。