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色盲操縦士 旅客機機長になる夢叶う

【ブリスベン24日AAP】   QLD州に住む色盲の男性操縦士が、色盲でも旅客機の機長になれるよう規制見直しを求めていた件で、民間航空安全公団 (CASA)の審判所は、この操縦士の完璧な飛行経歴を受け入れ旅客機の機長になることを認めるとした。

ジョン・オブライアンさん(31)は赤緑色覚異常を持つ操縦士。CASAの規制によると、色盲の操縦士は副操縦士以上への昇格が認められていないため、オブライアンさんは自分の夢を実現させるべく、ブリスベンの行政不服申立審判所に訴えを起こした。

審判の後、ベンジャミン判事らは判決文を発表し、「我々が提示した条件を受け入れることを前提にして、オブライアン氏の色盲は航空上の安全を妨げるものではないと判断する」と述べ、オブライアンさんが旅客機の機長になることを認めると述べた。

オブライアンさんが旅客機の機長として飛行できるのは国内線だけで、夜間飛行では副操縦士を伴わなければならない。また、会社や同僚に対して色盲であることを報告することが義務付けられた。

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