【キャンベラ22日AAP】 連邦政府のテーハン教育相は22日、チャイルドケア制度を悪用した企業の摘発で、これまでに30億ドル相当の損失を未然に阻止したことを明らかにした。また、今後も監視を続けるとともに、悪質な業者を摘発する方針をあらためて示した。
テーハン教育相は、違法営業などにより規制対象として登録されたチャイルドケア企業が国内で380社以上に上ることを明らかにし、「勤勉な家族や納税者たちから金銭を奪い取ろうとする不正業者は、摘発され、刑事処分が下されるだろう」と話した。
テーハン教育相はさらに、チャイルドケア業界を標的にした不正業者や犯罪者に対し、強硬路線で対応していることについて「連邦政府として追及の手は緩めない」と述べ、大部分の企業は適切に運営を行っているが、不正に対し強硬な姿勢を保つことで、業界の評価と適切な運営を維持していく考えを示した。