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新型ウイルス 予防接種は当分先に

【キャンベラ23日AAP】   新型ウイルスが流行する中国・武漢から退避後、NT準州ダーウィンで検疫期間を過ごした一部国民が地域社会に戻った。一方、予防接種が近い将来に開発される可能性は少ないと、連邦医務部長は警告する。

マーフィー医務部長は23日、「予防接種開発に向けて前進はあると思うが、短期間に開発される現実的な見通しはない」と述べた。

23日、ダーウィンで14日間の検疫期間を終了した266人が地域社会に戻った。ブライアン・レングさんは、「当初2週間の検疫期間を危惧したが、武漢から退避する決断をしてよかった」と話した。

横浜に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から20日に帰国した乗客らは、まだ検疫期間が残る。帰国した164人のうち、7人がウイルスに感染した。マーフィー医務部長は、「クルーズ船での感染リスクは武漢より高いと認識していた」と話した。

政府は先週、中国本土からの外国人の入国禁止をさらに1週間延長した。

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