【パース23日AAP】 パースとシドニーを結ぶ長距離列車、インディアン・パシフィックが運行開始から50年を迎え、記念便にはおよそ230人が乗車した。
1970年2月23日、シドニーから4,352キロメートルを横断して初めて到着するインディアン・パシフィックを見ようと、イースト・パース・ターミナルには1万人以上が列をつくった。
昔は、列車での国内移動は多数の停車駅や車両変更を含む、心身ともに疲れ果てる旅だった。2016年半ばにリクライニングのない席が無くなって以降、65時間の旅は食事やワインを楽しみながらゆっくり移動する贅沢な体験となった。
50周年記念便の乗客のなかに、ジーン・ケルさんと夫のデレックさんがいた。シドニー出身のジーンさんは47年前、英国からオーストラリアを訪れていたデレックさんと車内で出会った。
インディアン・パシフィックを運航するジャーニー・ビヨンド社は、客車数を29から35に拡大する考えだ。WA州政府も、最終駅をイースト・パースからフリーマントルに移動して、真の東海岸から西海岸への旅にしようと検討している。