【NSW州ボニーヒルズ2日AAP】 5カ月前にこつ然と姿を消したウィリアム・タイレル君の捜索活動が2日、NSW州中央北部沿岸部にある森林で行われた。骨が発見されたことで動揺が起こったが、検視の結果、人骨ではなく動物のものであることが分かった。
ウィリアム君は昨年9月、ポートマッコーリーに近いケンダルにある祖母の前庭で遊んでいる姿を目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている。
捜索活動はなかなか進展が見られなかったものの、ここに来て新たな情報が警察に入ったことで、2日の森林捜索に至った。警察では、提供された情報は「一般的なもの」で特に具体的なものではないとしている。
ウィリアム君失踪に関しては、今年1月、失踪現場の近くに住む洗濯機修理工のウィリアム・スペッディングさん宅で警察の家宅捜索が行われ、寝具やコンピューターなどが押収された。ウィリアムさんは事件当日、祖母の洗濯機を修理する予約を受けたが訪問することはなかった。警察ではスペッディングさん宅の捜索もあくまで捜査活動の一環だとした。