【シドニー24日AAP】 NSW州は、飲料ボトル回収制度「リターン・アンド・アーン」で空き缶やペットボトルを10セントと引き換える代わりに、山火事の被害を受けた野生動物を支援する募金制度を導入した。QLD州、NT準州でも同様に行われる。
NSW州のキアン環境相は24日、「山火事によってコアラの頭数はかなり減った。NSW州のコアラ生息地も4分の1焼失した」と話した。
すべての飲料ボトル回収機器で、”Cans for Koalas(コアラのための缶)”を選ぶと10セントを野生動物保護に募金できる。集められた募金はオーストラリア自然保護基金(WWF)に寄せられ、人口給水所の設置や餌の投下、緑地再生などに充てられる。2月24日から8月23日まで行われる。