【メルボルン24日AAP】　　　国家遺産登録されたメルボルンのクイーン・ビクトリア・マーケットで来年、3,500万ドル規模の大改造が行われる。

メルボルン市は24日、同マーケットの投資計画を明らかにした。昨年12月に行われた調査の結果、古い施設が安全性などを脅かす可能性があるとわかった。遺産機関などからの承認待ちだが、操業は2024年以降になる。サリー・キャップ市長は、「改造によってマーケットの物流や保管、廃棄物、リサイクル設備を改善する。新たにトイレやシャワー設備、会議室も設ける」と話した。

同マーケットの再開発は、2017年に2億5,000万ドルが約束されて以降、議論の的となってきた。再開発には公共施設や相互連結する路地、ホテルや居住用アパートの建設を含む。解体作業は昨年開始した。

同マーケットは1878年に操業を開始。毎年1,000万人近くが足を運ぶ。