【ケアンズ4日AAP】 Panama TR4と呼ばれる悪性のカビが検出されたQLD州北部タリーのバナナ農園が4日、当局による検疫を受けた。同種のカビは、1997年にNT準州で検出されたが、QLD州の農園で検出されるのはこれが初めて。
ジム・トンプソン防疫局局長は、「一刻も早く食い止めたい」「国内のバナナ産業に深刻な被害を及ぼす可能性もある」と被害の拡大を懸念した。カビはバナナの木にダメージを与えるが、実は食べても安全だ。
オーストラリア・バナナ生産協会は、バナナ産業の業績は伸び続けており、国内に6億ドルの経済効果をもたらしていると伝えている。