【シドニー6日AAP】 NSW州で、12歳の少女と結婚し妊娠させた男が、最低7年半の懲役刑を言い渡された。
27歳の男は2013年、NSW州のモスクで少女を発見し、すぐに結婚を希望して頻繁に少女に連絡した。少女は当初これを拒否したが、後に男と連絡をとるようになった。同州モスクの指導者が2人の結婚要請は違法だと2度断ったが、男は別の宗教指導者のもとに向かい、2014年1月、少女と結婚式を行った。同年2月の男の逮捕後、少女は腹痛を訴えて病院に搬送され、子宮外妊娠と流産が確認された。
シドニー地方裁判所で6日、デボラ・スウィーニー裁判官は、違法と知らなかったとする男の主張を退け、文化や宗教的信念も言い訳にならない重罪とした。「少女は同年代のなかで知性があるかもしれないが、所詮は12歳の少女」と同裁判官は話し、少女が同意したという男の主張も却下した。男は1件の継続的な児童性的虐待の罪で、最低7年半、最高10年の刑期を言い渡された。
男の法廷弁護士のアレックス・ラドジェブ氏は、判決を控訴する予定と話した。レバノン出身の男は逮捕後、ビラウッド難民収容所に拘留されている。
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