【シドニー10日AAP】 今年2月末、シドニー市内のカフェ「ソウル・オリジン」でツナを食べた7人が死に至る可能性もある「スコンブロイド中毒」にかかったことを受け、関係当局が調査を行った結果、ツナを輸入後の国内でのプロセスに落ち度があったのではないかという可能性が指摘された。
NSW州食品管理局は、ソウル・オリジンが購入したタイ産「ジョン・ブル・ツナ」21缶を押収して検査を行った結果、中毒を発症させる物質などは発見されなかった。このツナ缶の輸入元であるFTAフード・ソリューションズも独自の調査を行ったもののやはり陰性との結果だった。
「当局及び関係企業が行った調査では、対象のツナには中毒を発症する要因が確認されなかった」とFTAフード・ソリューションズは述べた。またセブン・ネットワークは、州食品管理局は国内での処理方法に問題があったのではないかとみていると伝えた。