【メルボルン26日AAP】 VIC州政府のダンブロシオ環境相は26日、州内のリサイクルおよびゴミ処理の機能を正常化するため、ゴミ処理課税額を1トン当たり125ドル90セントに引き上げると発表した。現在は1トン当たり66ドルで、この約2倍となる。
新たな課税額は向こう3年間で完全導入を目指している。第一段階として、今年7月1日に1キロ当たり20ドルの引き上げを行う予定だ。ダンブロシオ環境相は州内の人口は増え続けているとして「今後の課題は埋め立て地に運ばれるゴミの量を減らすことだ」と述べた。VIC州では毎年、約400万トンのゴミが埋め立てに運ばれている。
ゴミ処理課税は埋め立て地に運ばれるすべてのゴミが対象となり、各カウンシルや埋め立て地への入場料から徴収される見通し。増税はVIC州政府が今週発表した、向こう10年間のゴミ・リサイクル計画の一環だ。