【メルボルン12日AAP】 オーストラリアを代表する画家、ブレット・ホワイトリー氏が描いたとされる絵画について、同氏の前妻であるウェンディ・ホワイトリーさんは12日、絵画は偽物という考えを明らかにした。
ウェンディさんはメルボルン地域裁判所で、問題となっている作品“Lavender Bay”と“Orange Lavender Bay”について、「硬い、活気がない」として、「彼が書いたものではない」と話した。絵画はそれぞれ、250万ドルと110万ドルで売却された。
一方でウェンディさんは、ブレット氏がヘロインを買うために、自ら絵画を売って現金を手に入れていたことがあるため、絵画が偽物だという意見に初めから異論を唱えることが出来なかったと説明した。
警察は、二点の絵画について、メルボルンの美術管理者、モハメド・アマン・シディークと、美術商のピーター・スタンリー・ガントの2人によって作られた偽物とみている。公聴会は引き続き行われる。