【シドニー13日AAP】 NSW州ハンター地方で、子犬複数匹が殺害される事件が発生した。
警察によると、犯人のネイサン・トンプソン(25)は11日、ニューカッスル近郊クリクリのブッシュで、無料で受け入れたブルテリア雑種の子犬たちの頭部を、殺害目的で岩で叩いた。犬を散歩中の男性がこれを発見し、トンプソンは子犬5匹とともに車で逃げ去った。通報を受けた王立動物虐待防止協会(RSPCA)が、死んだ子犬5匹と瀕死状態の2匹を発見したが、1匹は病院に向かう途中死亡した。生き残った1匹は「ラッキー」と名付けられ、ラサーフォードの動物保護施設で回復中。
NSW州RSPCAによると、トンプソンは連れ去った子犬5匹のうち4匹を殺害し、残りの1匹は人にあげたと警察に話した。RSPCAはこの恐ろしい事件を引き合いに、不要な動物の子どもは信頼できる動物保護施設に持ち込むよう呼びかけた。
警察は12日夜、トンプソンを逮捕し、動物虐待の罪で起訴した。トンプソンは簡易裁判所で13日、動物虐待3件と逮捕への抵抗で有罪を認めた。トンプソンは厳しい条件下で保釈を許可され、4月に判決を受ける予定。