【シドニー27日AAP】 ニュージーランドのアーダーン首相は27日、連邦のモリソン首相との年次会談に臨むため、シドニー入りした。両首相は、政党も世代もリーダーシップの取り方も異なるが、アーダーン首相は会談を前に「この12か月間で、NZとオーストラリアがどれほど緊密な関係にあるかを示した」と話した。
最近では、中国武漢から拡大した新型肺炎(COVID-19)の拡大の受け、武漢に住むオーストラリア国民とNZ国民を救出するチャーター便を共同で派遣。昨年3月にクライストチャーチで起きた銃乱射事件では、オーストラリアの警察や専門家が現地の警察を支援した。
一方でアーダーン首相は、NZ国籍の犯罪者は実質上NZに住んだことがなくてもすべて本国へ送還するという連邦政府の政策について改善を求める姿勢を崩しておらず、これについても会談で取り上げるとみられている。