【キャンベラ13日AAP】 中国主導のアジアインフラ投資銀行の設立に、英国およびニュージーランドが参加するという知らせを受け、オーストラリアも設立参加について再考するとみられる。
570億ドル規模のアジアインフラ投資銀行は、地域開発の資金調達を目的に、中国によって進められている。英国は今週、他の設立参加メンバー国らと同銀行の統治や責任規定を設定する話し合いに参加した。オーストラリア、米国、日本、韓国は、統治に関する懸念を示し、同銀行への参加を拒否している。
ホッキー財務相は13日、英国およびニュージーランドが設立に関する覚書に署名したことを考慮して、オーストラリアも同銀行に対する姿勢を再び考慮していると話した。ホッキー氏は、「同銀行の関係者らと対話を進め、連邦政府は今後数週間にかけて検討する」と話した。