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豪、サイクロン被害国支援の意向 

【シドニー14日AAP】   大型サイクロン「パム」が南太平洋のバヌアツを通過し、被害状況の把握が困難であるなか、連邦政府は同国を支援する準備が整っているとしている。

バヌアツ史上最も強いサイクロンの1つとされる「パム」は13日、南太平洋諸島を通過し、洪水、高波、時速250キロを超える強風をもたらした。システムの破壊により多くの地域で通信が途絶えるなか、死者は40人以上とも言われている。パムは、人口6万5000人を超えるバヌアツ本島と、人口3万3000人の南の群島を通過した。

ビショップ外相は、「オーストラリアはバヌアツの主要援助国であり、まだ被害状況の調査中であるが支援の準備は整っている」と話した。

バン・ギムン国連事務総長は、バヌアツの大統領に14日午前面会し、列島住民との団結と深い哀悼の意を伝えたと述べた。ニュージーランドは被害を受けた太平洋諸国に対し、最初の支援金として100万ドルと、同国空軍のP3オライオン機による空からの被害評価を約束した。オーストラリア赤十字も、影響を受けた数千人のための募金活動を開始した。

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