【シドニー28日AAP】 シドニーCBD地区のヘイマーケットを訪れた50代の女性が、レジオネラ菌に感染したことが分かった。同地にある冷却塔から今月初め、レジオネラ菌が検出されたことが、シドニー南東部地域医療当局(SESLHD)による調べで分かっている。
ヘイマーケットの冷却塔は現在使われていないが、レジオネラ菌が繁殖していたことが分かっており、これまでに40代の男性と70代の女性の感染が確認されたが、2人はすでに回復しているという。
SESLHDのファーソン教授によると人から人への感染はないという。また、潜伏期間は感染した時から最大10日間となっており、症状は発熱、せき、息切れなど。感染が疑われる場合にはX線や尿検査などの検査を経たのち、感染が確認されれば抗生物質で治療を行う。