【シドニー17日AAP】 今月28日に選挙を控えたNSW州では、与野党がラストスパートで州各地を訪問し、支持者に向けて演説を行っている。
NSW州自由党のベアード州首相は17日、シドニー西部で行われた「高齢者週間ガラ・コンサート」に出席。到着するやいなや握手を求める女性支持者らにもみくちゃにされながら、写真撮影に応じるなどした。ある高齢の女性は「テレビで見るよりも背が高く感じるわ」と首相を初めて見た感想を述べた。
その数時間後には、今度はシドニー西部パラマタで、シドニー自由党選挙イベントに参加。支持者や候補者らと交流を深めた。自由党の候補者は、「ベアード州首相は努力を惜しまず辛い仕事もやってのける。そこが州民の人気を集めている理由だ」と述べた。
一方、対抗馬の野党労働党のフォーレー党首も、票獲得を目指して各地を駆けめぐっている。17日はブルーマウンテンズ地方を訪問し、新たな国立公園や海洋公園の開設に1億5000万ドルを投入するなど、「史上最も環境保護に重点を置いた選挙公約」を発表した。