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山火事被災者に住宅購入の印紙税を免除 NSW

【シドニー3日AAP】   NSW州政府は、山火事により家を失い、建て直しでなく別の住宅を購入する州民に対し、住宅購入時の印紙税を免除すると発表した。

山火事の被災者で住宅を購入する人は、5万5,000ドルまで印紙税の支払いが免除される。これにより、価格120万ドル以上の家を購入する際に印紙税の自己負担が課され、かつ5万5,000ドルとの差額を支払うのみでよい。

今年の山火事シーズンで、同州でおよそ2,450棟が焼失した。すでに新たに住宅を購入し、税を支払った人は返金が受けられる。

NSW州のバリラロ副首相は、「被災者は新しく家を買い、何万ドルもの税の支払いを気にしなくてよい」と声明で話した。

山火事の影響を大きく受けたベガを選挙区に持つアンドリュー・コンスタンス議員は、「被災者らはすべてを失い、建て直しをするエネルギーがない」「多くの世帯が全てを奪われた場所に戻って現実に直面したくない」と話した。

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