【メルボルン21日AAP】 VIC州で12週間にわたるカモの狩猟期間が始まり、数千羽のカモが空から撃ち落され、抗議者らはこれに反対している。
オーストラリアの狩猟組織Field and Gameのデイビッド・マクナブ氏は、狩りのシーズンの始まりを告げ、数千人の狩猟家が獲物を持ち帰り食用にすると話した。
グリーンズ(緑の党)のスー・ペニキュイック連邦議員は21日、鳥が撃ち落され水面で死んでいるのを見るのは憤慨だと話した。同議員によると、午前10時前、傷ついた鳥を救助しようと水に入った多くの人が、866ドルの罰金を科せられたという。
マクナブ氏は、「VIC州の狩猟コミュニティが厳しい規制に従って狩猟を続ける一方、抗議者らは故意に法律を破り危険な状態を生み出している」「活動家らは、合法の伝統的活動に反対することで公的資金を無駄にしている」と話した。
狩猟家らは、21日は10羽の持ち帰りを許可され、6月8日までの残りの期間中、1日5羽を持ち帰ることが許可されている。