【シドニー5日AAP】 NSW州「Premier’s Woman of the Year Awards」の授賞式が5日、シドニーで開催され、NSW州大学オーストラリア・ナノメディシン・センターの前センター長でがん治療を専門とする、マリア・カバラリス教授が同賞を受賞した。
NSW州のベレジクリアン首相は「草分け的な研究によって、進行の早い小児がんの効果的な治療法の開発につながった」と述べ、その業績をたたえた。このほか地域への貢献、人生功労賞、ビジネス賞など各賞が6人に贈られた。
また、児童文学作家で詩人のカーリー・サンダース氏がアボリジニ女性賞、サザン・テーブルランズのボランティア消防士のキスタール・ヒンズ氏が地方女性賞を受賞した。ベレジクリアン州首相は「彼らの功績は、状況を変えていこうとする女性たちにインスピレーションを与えた」と話した。