【シドニー27日AAP】 NSW州選挙を28日に控え、与野党の両党首は選挙キャンペーンの最後の追い込みをかけた。
世論調査の結果、28日の州選挙でベアード州首相が確実に勝利するとみられる。現在、同州議会の93議席中、労働党は20議席、保守連合は69議席を保有する。グリーンズ(緑の党)および無所属はそれぞれ2議席。労働党は政権奪回には追加で27議席の獲得が必要。最新のギャラクシー/デイリーテレグラフ社の世論調査では、2党比較で保守連合が労働党に対し55対45で優勢となっている。
選挙前日の27日、ベアード州首相はシドニーのフィッシュマーケットを訪問後、鉄道路線ノースウエスト・レイルリンクの建設現場であるチェリーブルックを訪れ、現与党の保守連合が成し遂げた画期的なインフラ事業をアピールした。1月に同州の労働党党首に着任したばかりのフォーレー党首は、シドニー西部とブルーマウンテンズで最後のキャンペーンを行い、与党による電力民営化について同州民に対し警告した。
NSW州で500万人以上が有権者として登録されている。投票時間は午前8時から午後6時まで。