【シドニー28日AAP】 28日に行われたNSW州選挙の結果、政権続投が決まったベアード州首相は、電力資産の一部民営化計画の推進を断言した。
シドニーのソフィテルホテルに集まった支持者らを前に、ベアード州首相は、「州民は恐れよりも希望を選んだ」「電力の民営リースについて州政府は有権者に隠し立てしなかった」と語った。
ベアード州首相は、州野党労働党のフォーレー党首の敗北演説に感謝の気持ちを示しつつ、NSW州選挙史上「(州民を)最大に怖がらせた選挙キャンペーン だ」と労働党を非難した。電力民営リースへの反対キャンペーンを労働党が行ったために、州政府は優秀な議員を数人失ったとし、次回選挙は楽ではないと 労働党に警告した。
今回の州選挙遊説にほとんど姿を見せなかったアボット連邦首相について、「NSW州にさらなる資金を投じる必要性を連邦首相は理解した」とベアード州首相は話した。
ベアード州首相は、「NSW州を愛しており、州民の生活をより良いものにするために毎日働きかけていくことを保証する」と話し、スピーチを終了した。