【パース30日AAP】 WA州で行われた調査結果では、肺がん発症などの可能性があるアスベスト材が現在もアジア地域の多くで使用されていることが指摘された。アスベスト材は他に比べて価格が安い。
アジア諸国のアスベスト材使用量は世界全体の3分の2を占めている。これは年間100万トン以上に匹敵するという。日本、韓国やシンガポールなどはその危険性を把握していることでアスベスト材をほとんど使っていないが、中国などは適切な防具も着用せずにアスベスト材を使用している。
同調査では、早期対応がなされない限り、アジア諸国の43億人の多くが、今後数十年の間にアスベストが原因となる疾病を発する可能性があるとしている。またアスベスト材の使用を控えると共に、適切な指導を行う必要性も指摘された。