【アデレード1日AAP】 アデレード動物園で今年1月、レッサーパンダの双子が誕生して人々を驚かせている。同動物園は昨年12月、8歳のイマンダリが妊娠している可能性はないとしていたが、今年1月28日、掃除をしていた飼育係が双子を発見した。
飼育係のコンスタンス・ジラーディさんは、「レッサーパンダは生殖周期が遅く、赤ん坊の死亡率が高い」、「前の出産から13か月で双子を出産したのは素晴らしい」と述べ、さらに「イマンダリの子育てのうまさを証明している」と語った。
双子は獣医から生後初めてとなる健康診断と予防接種を受け、二匹ともオスで健康状態は良好であることがわかっている。もともと東ヒマラヤと中国南西部に生息しているレッサーパンダだが、現在は野生の生息数が1万匹以下となり、国際自然保護連合によって稀少動物に指定されている。