【シドニー3日AAP】 キャンベラの小学校で、自閉症の児童が檻のような場所に入れられていた可能性が指摘された問題を受け、同小学校の校長が職務停止となった。
教室内に設置されていたのは、プール用のフェンスで作られた2メートルの檻のようなものとされており、3月10日に設置され、17日に撤去された。ジョイ・バーチ首都特別地域(ACT)教育相は、「大変に遺憾」「嫌悪感を感じる」と述べた。
オーストラリア人権委員会に申し立てが出されたことを受け、教育省が調査委員会を立ち上げて調査を行っている。ケイト・エリス影の教育相は、「すべての生徒は学習者であり、サポートを受ける権利がある」とコメント。
障害を持つ若者のための国家機関、Children with Disability Australia(CDA)のステファニー・ゴットリブ代表は、「学校が障害を持つ生徒に対し制限を施しているという報告は増えている」と述べ、「システムが生徒のニーズに適合していない」と指摘した。