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イスラム法反対集会 乱闘に発展

【メルボルン4日AAP】   市民団体Reclaim Australiaは、イスラム法などに反対する集会を国内各地で行い、人種差別に反対する団体と対立した。

同団体はメルボルンで、社会主義団体を含む群衆から人種差別への強い反対を受けた。フェデレーションスクエアで3,000人以上が衝突し、周辺の通りは閉鎖された。対立する両者を警官数百人がバリケードで引き離したが、乱闘に発展し、負傷者が出て救急隊の手当を受けた。VIC州警察は3人を逮捕し、全員が出廷命令まで釈放された。

Reclaim Australiaのシドニーでの集会主催者は、人種差別主義について否定し、イスラム法に従って生きることを望む極端な過激主義者を受け入れられないとしている。

ブリスベンでも多くの抗議者らがオーストラリア国旗をまとい、イスラム法やオーストラリア生産品へのハラール(イスラム法合法)証明に反対した。キングジョージスクエアでは、ワン・ネイション党のポーリン・ハンソン元党首も、「オーストラリアの民主主義、文化、生き方のために戦う」と話した。

どちらの意見にもつかず、「オーストラリアに必要なのは愛と寛容」と、話した中立的な集会参加者もいた。

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