【シドニー５日ＡＡＰ】　　　ＮＴ準州労働党の元党首が海外でのイスラム戦争に参加したとして拘束されていた件で、連邦警察は、この男性を釈放した。

マシュー・ガーディナーさん（４３）は今年上旬、クルド人部隊に入るためオーストラリアを出国し、イスラム国を相手とする戦争に参加したと伝えられている。

５日午前、ダーウィン空港に到着したガーディナーさんは即座に拘束され連邦警察による聴取を受けたが、起訴されずに釈放された。連邦警察は、「ガーディナーさんの海外での活動については現在も調査中であり、今の段階でコメントすることはできない」と述べた。

ＡＢＣ局の報道によると、ガーディナーさんは１９９０年代初め、オーストラリア軍に属する技師としてソマリアでの活動に参加したことがあるという。連邦労働党のショーテン党首は、釈放のニュースを聞いて安心したが、ガーディナーさんが海外での戦争に参加したという報道には懸念を示している。