【シドニー9日AAP】 今年になってまだ数か月だが、NSW州で歩行者の交通死亡事故が急増している。警察はドライバーや歩行者に注意喚起を促す。
同州で今年になって歩行者16人が死亡した。昨年同時期は6人で、3倍近くに増加している。過去12か月では56人が死亡した。
フィリップ・ブルックス主任警部は、「携帯電話を見たり、音楽を聞きながらの運転はリスクが高い」と話し、特に主要都市では注意散漫が主な原因だと指摘した。また、シドニー東部で運行を開始したライトレールによってリスクが増したとして、歩行者は信号で道路を横切るよう呼び掛けた。