【キャンベラ7日AAP】 全国で物議を醸している予防接種を拒否する人々に関して、連邦政府は、予防接種を受けないのであれば生活助成金をカットすることも視野に入れていると述べた。
連邦政府が発表した予防接種に関する最新の調査結果では、副作用などを懸念して自分の子どもに予防接種を受けさせない親の数が、2006年のそれと比較して2倍に増加したという。
連邦政府の計画では、保育所代を補助する「チャイルドケア・ベネフィット」や生活助成金「ファミリー・タックスベネフィットA」を受けるためには、指定されている予防接種をすべて受けている必要がある。
連邦政府は、百日咳やはしかなど予防接種を受けることで感染を予防できる病気が全国規模で確認されていることを受け、その見解をこのたび発表したもの。
モリソン社会サービス相は、「オーストラリアは自由な国であるが、だからといって規則に従わない人々に、国民が収める税金から助成金を支給するのはおかしい」と述べた。