【キャンベラ10日AAP】 オーストラリア健康・福祉研究所(AIHW)の発表によると、45歳以上の4人に1人が医師の診察を避けている。最大の要因は費用と時間だ。
2016年、45歳以上の半数が、行ける時間に一般医(GP)の予約がとれなかったと答えた。さらに、費用がかかりすぎるとして8人に1人が専門医による診断を省き、半数が同じ理由で専門医を避けた。
地方では状況はさらに深刻となり、20%の人が近くに訪問できるGPがいないと答え、60%は専門医がいないと答えた。健康に問題がある人は、必要にもかかわらずGPや専門医を避ける割合がおよそ3倍高い。また、女性や英語を主要言語としない人もGPを訪れない傾向があった。
報告から、GPの予約がとれないため、不要に病院の救急科を訪れる人が増えているとわかった。