一般

豪クリケットの父、R・ベノード氏死去

【シドニー10日AAP】   「オーストラリアクリケットのボス」として深く愛されたリッチー・ベノード氏が10日、死去した。享年84歳。

ベノード氏のために州葬が営まれる予定で、10日は半旗が掲げられた。シドニー・クリケット・グラウンドにあるベノード氏の銅像横にはたくさんの献花が手向けられている。

クリケット・オーストラリアのワリー・エドワーズ会長は、「人間国宝を失くした」と話した。アボット連邦首相も、「ベノード氏はオーストラリア人の生活の一部であった」と哀悼の意を表した。

オーストラリアチームの元キャプテンのベノード氏は、1952年から1964年にかけて63のテスト・マッチに出場し、ウィケット数200、2,000得点を達成した最初のテスト・クリケッターとなった。引退後は数十年にわたり毎夏、ナイン・ネットワークのクリケット放送で、完璧かつ比類ないコメントで、解説者として人々を魅了した。

俳優のラッセル・クロウ氏を含み、ツイッターやソーシャルメディアを通して世界中からベノード氏に賛辞が送られている。

ベノード氏は、2013年の自動車事故をきっかけに解説者から引退した。同氏は昨年11月、皮膚がんを患っていると発表していた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら