【シドニー12日AAP】 NSW州のチャント保健局長は12日、州内で新型肺炎(COVID19)に感染する人の割合が、州民800万人のうち20%となる160万人に上る可能性があるとの見方を示した。このうち、8万は集中治療が必要になるとしている。州内の感染者は77人となった。
チャント保健局長は、感染者1人から平均2.68人にウイルスがうつるとして、「最初の流行で全体の20%が感染する」と述べた。ただ、自主的な自宅待機や手洗いなどを行うことで、この人数を減らすことは可能だとしている。
また、チャント局長は、NSW州の保健当局が州内の集中治療室について、患者の受け入れ能力と使用できる人工呼吸器の数を2倍にする方針を明らかにした。また、新型肺炎の感染を簡易的に調べる“ドライブスルー”型の検査については詳細は発表されていない。