【シドニー14日AAP】 NSW州では新型肺炎の感染者の数が112人まで増加したことを受けて、15日に行われる予定だった聖パトリックデー(St Patrick’s Day)のイベントも中止になったことが明らかになった。
州保健当局の報告によると、同州ではさらに20人が感染していることがわかり、新たに感染した人の中には41歳の女性医療スタッフがいたため、感染経路を現在調査中だという。
新たな感染者には、ドイツを訪問した64歳の女性、フィンランドと英国に滞在していた31歳の女性、フランスと英国を旅行していた43歳の男性と米国を訪問していた67歳の男性だという。またイタリアから戻った3人も感染していることがわかっている。
当局は、感染した112人の中で、海外滞在中に感染した人が51人、二次感染した人が32人、残りの人の感染経路は現在調査中だとしている。
同州では3週間後に始まるシドニー・ロイヤル・イースター・ショーも中止されることになっている。