【シドニー15日AAP】 NSW州で新型肺炎の感染者急増を受けて、同州の学校は16日から集会や遠足、学校全体のイベントを無期限に取りやめる。
同州の感染者は過去24時間で22人増加、合計134人に上った。
同州の学校は16日からソーシャル・ディスタンシング(社会距離戦略)を実施し、集会や遠足、研修旅行やイベントを行わない。学校全体のスポーツやイベント、3校以上を含む学校間のイベントも行わない。州教育省のマーク・スコット事務員は、「学校は可能な限り安全な場所でなければならない」「地域の学校間スポーツなどは行ってよいが、十分な予防措置を取ってほしい」と声明を発表した。
NSW州の高等および地方裁判所も16日から、新たな陪審裁判を無期限に一時停止する。進行中の裁判は続行される。
ベレジクリアン州首相は、「公衆衛生法のもと自己隔離を強制する力がある」と訴えた。すでに自己隔離を怠った一例に警察が関与したという。