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マレーシア機 捜索範囲を倍に拡大か

【パース16日AAP】  ウォレン・トラス副首相は16日、マレーシアおよび中国の運輸相と会談し、昨年3月クアラルンプールから北京へ向かう途中で消息を絶ったマレーシア航空MH370機について、数週間以内に発見に至らない場合は、捜索範囲を2倍に拡大する見通しであることを明らかにした。

飛行機が墜落したとみられている西オーストラリア沖合いのインド洋6万平方キロメートルについて、約60パーセントが捜索を終えているが、トラス副首相は捜索完了までに機体が発見されなければ、捜索範囲を12万平方キロメートルに拡大すると述べた。

捜索範囲が拡大された場合、捜索が完了するまでさらに1年かかるとみられるが、航空専門家は、5月に発表された予算案に捜索費の追加予算が組まれていなかったことから、オーストラリアが捜索活動から撤退する可能性も示唆している。

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