【シドニー16日AAP】 NSW州で新型肺炎の感染者が急増している。州政府は、ラッシュ時の公共交通機関利用を避け、手洗いを強化するよう呼び掛ける。
コンスタンス州交通相は16日、「公共交通機関の清掃に力をいれる一方、乗客の注意も必要だ」「体調のすぐれない人は利用しないでほしい」と声明を発表した。また、感染の拡大を抑えられるとしてラッシュ時の利用を避けるよう奨励した。
NSW州の電車、バス、フェリーおよびライトレールには清掃班が配置された。特に混雑するシドニーCBDのセントラル、タウンホール、ウィンヤードの各駅に重点が置かれる。乗客には公共交通機関用オパールカードや非接触型の支払い方法を促しており、検札係はオパールカードなどに触らずに不正がないか確認できる。
職員も乗客も、乗り物のハンドルやボタン、窓などを触った後によく手を洗う必要がある。