【キャンベラ17日AAP】 スーパーマーケット大手のウールワースは、高齢者と障害者専用の営業時間を設けた。初日の17日、一般開店前の1時間に高齢者らは駆け込んだ。
国内のウールワースで平日午前7時から8時まで、政府発行のコンセッションカード保持者のみが入店できる。シドニー西部マリックビルの店舗では、「無い商品もある」と買い物客らは不満を示した。ウールワースのポール・ハーカー責任者は「24時間体制で物流に力を注いでいるが、需要に追い付かない」と話す。
競合のコールズも18日午前7時から、政府発行のペンショナー・コンセッションカード、シニア・ヘルス・カード、コンパニオン・カード、ヘルスケア・カード保持者向けの買い物時間を設ける。コールズはさらに、商品陳列のスピードアップに向けてカジュアル従業員5,000人、配達員も追加で雇用する。また、食料品の配達は一時的に社会的弱者らのみに行い、クリック・アンド・コレクトのサービスも中止する。
国内1,300店で個人スーパーマーケットチェーンを展開するIGAも、同様の買い物時間の導入を検討している。
野菜や果物を扱うハリス・ファーム・マーケッツは、NSW州の26店舗で現金を扱うレジ数を減少した。現金の受け渡しによる感染リスクを下げる狙いだ。