【シドニー22日AAP】 イスラム過激派組織「イスラム国」の新しいプロパガンダビデオで、同組織の兵士としてシリアで活動を続けるオーストラリア人の男、ニール・プラカシュが、豪国内のイスラム教徒らに「今こそ攻撃のときだ」と呼びかけていることがわかった。
プラカシュはビデオで、「今こそ団結し、目を覚ますとき」「攻撃される前に攻撃を開始すべきだ」と呼びかけている。メルボルンでは先ごろ、アンザックデーを標的にしたテロ計画の容疑で十代の少年らが検挙されたばかり。ビデオはこの数週間前に録画されたとみられる。
一方でプラカシュは、昨年9月、メルボルンでテロ取締りの警察官2人をナイフで襲って銃殺されたヌーマン・ヘイダー(18)について言及。豪政府がヘイダーのパスポートを差し押さえて「イスラム国」に参加できなくなったことが事件の引き金になったと政府の対応を非難した。