【ポート・マッコーリー２３日ＡＡＰ】　　ＮＳＷ州ポート・マッコーリーの裁判所で、幼児性的虐待の罪で２２日に逮捕された、ウィリアム・スペディング容疑者（６３）について、以前、被害者らに自分は“善良な人間だ”とする宣言文に署名を求めていたことがわかった。

スペディング容疑者は、１９８７年に６歳と３歳の少女を性的に虐待した罪に問われているが、昨年９月から行方不明になっている男児、ウィリアム・ティレルちゃん（３）の失踪事件の重要参考人として警察の事情聴取を受けた人物でもある。

警察は、今回のスペディング容疑者の逮捕とウィリアムちゃんの事件に関連性はないことを強調。また、被害者からの情報で、同容疑者が幼児同士で性的関係を持たせたり、子どもを他の男に性行為目的で引き渡すなどしたことが分かっている。

警察は、スペディング容疑者の周辺をさらに詳しく調べることにしている。地域裁判所は同容疑者の保釈を否認した。