【ブリスベン25日AAP】 国内各地およびニュージーランドで25日早朝、第一次大戦のアンザック100周年を記念するドーンサービスが執り行われ、犠牲となった兵士らに敬意を払い、史上最多数の人々が追悼式典に足を運んだ。
キャンベラのオーストラリア戦争記念館前で行われた式典には、12万人が訪れた。モリソン陸軍本部長は、「犠牲となった兵士らは、我々と同様、より良い世界を夢見てその信念のもと戦った」と述べた。
1週間前、アンザックデーの式典を狙ったIS的テロ計画で5人が逮捕されたばかりのメルボルンでは、雨の中、最大10万人が戦争慰霊館に集まった。
ブリスベンのアンザック・スクエアでは、ポール・ド・ジャージーQLD州総督が大群衆を前に、「我々は、ガリポリやその後の多くの戦争で兵士らが示した、仲間意識や公益への献身などに値すべき、立派な資質を示さなければならない」と話した。
シドニーのマーティンプレイスには史上最多の3万人が訪れた。第一次大戦で戦った叔父を持つブレット・スミスさんは、「(息子が)叔父のように戦う必要がないことを願う」と話した。
ニュージーランドのウェリントンで行われた式典では、オーストラリアのコスグローブ連邦総督が、100年前ともに戦った多数の若者を追悼し、「両国の兵士らはともに、誇り高く最強のアンザックとなった」と話した。