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ガリポリのドーンサービスに豪首相出席

【ガリポリ(トルコ)25日AAP】   アンザック軍団がトルコのガリポリに上陸して100年の25日、ドーンサービスが同地で行われ、アボット連邦首相も式典に出席した。

アボット首相は式典で、「アンザック軍団の兵士らは、近代オーストラリアの創設ヒーローであり、国家の象徴だ」と話した。

ガリポリでの式典には、英国のチャールズ皇太子並びにハリー王子、ニュージーランドのジョン・キー首相、トルコ、アイルランド、カナダ、フランス、ドイツ、ギリシャ、インド、ネパールの各国代表者らが出席した。

チャールズ皇太子は、100年前のガリポリ上陸前夜にベンジャミン・リアン軍曹が妻に宛てた手紙の一部を読み上げた。リアン軍曹はガリポリの戦いを生き延びた後、中佐に昇格し、1917年にフランスで亡くなった。

ニュージーランドのキー首相は、「我々にとってガリポリは、この地で亡くなった兵士たちやその家族らの名前や話を意味する」と述べた。

オーストラリアから式典に参加した人たちも、寒い夜を乗り切ってドーンサービスを待った。24日午後にシドニーからガリポリ半島入りしたブライアン・エンガートさん夫妻は、「すべて完璧だった」と主催者を称賛した。ブライアンさん(65)の曽祖父のアーサー・レジナルド・ネルムズさんは、5人の子どもを残して1915年、ガリポリ半島で戦死した。

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