【シドニー21日AAP】 NSW州の デビッド・エリオット警察相は、22日からシドニー東部全てのビーチを一時的に閉鎖することを明らかにした。
気温が30度以上だった20日に、500人以上の屋外での集まりを禁止するという政府の方針を無視し、ボンダイ・ビーチには数千人が詰めかけ、他人との距離を1.5メートル保つことが遵守されていなかった。
数千人の海水浴者で賑わう写真は海外メディアやソーシャル・メディアにも掲載され、世界中から非難されている。
エリオット警察相は「コロナウイルスの感染者が増加している中、多くの人が海水浴に出かけたことは無責任行為。ビーチから人々を退去させなければいけなかったことは非常に遺憾」と述べている。
ビーチの一時閉鎖に伴い、ビーチに500人以上が集まっている場合はライフセーバーが退去させることができる。ライフセーバーに従わない場合は警察が退去させる効力を持つという。
ウェバリー・カウンシルはボンダイ・ビーチ、タマラマ・ビーチ、ブロンテ・ビーチを、ランドウィック・カウンシルはマルーブラ・ビーチ、クジー・ビーチ、クロベリー・ビーチの一時閉鎖を表明している。