【キャンベラ30日AAP】 野党のビル・ショーテン労働党党首は、タニヤ・プリバセック副党首が、7月に行われる党議員総会で、同性婚支持の是非を投票で決定したいと提案している件について、反対であることを明らかにした。
投票形式は自由投票で行うとしているが、党としては同性婚を支持しており、事実上は賛成票を投ぜざるを得ない状況。これについてショーテン党首は、強制ではなく、納得したうえで投票が行われるべきだと主張している。
一方、労働党幹部の一人、ダグ・キャメロン議員は、「宗教問題ではなく、国民は平等であるべきという人権問題」として、投票に賛成する姿勢を見せた。また、同党のデービッド・フィーニー議員は、投票は「納得していない人を説得する」ための最善策とはいえないと述べるなど、党内で意見が二分している。