【アデレード1日AAP】 2012年から13年度の子宮頚がん検診の結果報告書で、「ガーダシル」と呼ばれるワクチンの導入により、子宮頚がんと診断される患者が激減していることがわかった。
オーストラリア保健福祉研究所(AIHW)によると、1991年に全国子宮頚がん診断が導入されてから2002年までの間に、統計の数値は半分まで減少。国際標準にてらしても、その患者数および死亡数は低く留まっている。
さらに、24才以下の女性における、がんの早期発見率が2013年に記録的に低い数値だったことも報告された。これについてAIHWは、子宮頚がん発症の原因とされるヒトパピローマウイルスに対抗するワクチンの予防接種を、2007年から学校で導入したことが功を奏していると説明した。
子宮頚がんは、癌になる前の期間が何年間もの長期にわたるため、予防接種と定期検診が効果的だとされている。