【ブリスベン2日AAP】 QLD州南東部を襲った豪雨により、冠水した道路を横切ろうとして5人が死亡した。
ブリスベン北部のカブールチャー地域で1日、3時間で277ミリの降雨を記録した。豪雨は交通ラッシュのピーク時と重なり、多くのドライバーが立ち往生した。
警察によると午後5時頃、カブールチャーの冠水したベアーバーラム・ロードを四輪駆動車2台が横切ろうとし、激流に流されたとされる。1台に乗っていた男性(74)、女性(39)、男児(5)の全員が死亡した。もう1台も、乗っていた3人のうち、男性(49)が橋から100メートル下流の地点で遺体で発見された。
同州警察のリー・ジェフリーズ警部は、「危険を冒して冠水した道路に入った、悲劇的な結果だ」と話した。
別の事件でも、夫婦が冠水したモレイフィールド・ロードを横切ろうとし、男性(75)が2日午前3時、遺体で発見された。
悪天候はほとんど過ぎ去ったとされるが、気象局は依然として同州南東部の多くのビーチで危険な波の状態を警告している。